分譲マンションにかかる固定資産税について、詳しくご存知ですか?
そもそも固定資産税について、家を持っていれば毎年払う必要がある税金であることしか知らない方も多いと思います。
しかし、しっかり知っていないと問題に発展することもあります。
今回は分譲マンションと固定資産税について解説します。
分譲マンションにかかる固定資産税とは
まず固定資産税についてご紹介します。
固定資産税は、分譲マンションなどの不動産を持っている人が毎年支払う税金です。
分譲マンションを購入した段階で、建物と土地の所有者となるため、固定資産税の支払いの義務が生じます。
また、固定資産税は固定資産税評価額という、家と土地を合わせた評価額がベースとなって料金が決められます。
計算方法は、固定資産税評価額に地域ごとの税率をかけることで行います。
この税率は基本的に1.4パーセントですが、地域によって違うこともあるので注意しましょう。
また、この固定資産税評価額は、床面積はもちろん、建材や設備の質でも変わります。
具体的には、木造一戸建てよりも鉄筋コンクリート造のマンションの方が、建材としての評価額が高いです。
他にも経年により劣化する分を考えるため、同じ不動産であれば年月を減るほど固定資産税は安くなるのが一般的です。
固定資産税の減額とは
固定資産税の減額についてご紹介します。
投資用ではなく、住宅として使用する場合は、条件を満たせば固定資産税が減額となります。
建造物の部分は、新築で床面積が120平方メートル以下であれば、3年という期限つきですが固定資産税が50パーセントになります。
分譲マンションの場合は共用部分を専有部分の面積比で分割した分も床面積に含められるので注意しましょう。
また、耐火住宅は五年間、さらに長期優良住宅であれば七年間固定資産税が50パーセントになります。
新築の分譲マンションであれば、耐火性があることがほとんどなので、基本的に5年もしくは7年続くことが多いです。
住宅だけでなく、土地部分の軽減もあります。
面積が200平方メートル以下の部分に関しては固定資産税が6分の1になります。
分譲マンションの場合は戸数で全体の面積を割って計算するので、よほど広いマンションでない限りは適応されます。
まとめ
今回は分譲マンションと固定資産税について解説しました。
固定資産税は不動産を持っていれば毎年払う必要がある税金であり、建物と土地の評価額である固定資産税評価額に一定の税率をかけて算出されます。
減額の措置などもあるので、一度自分の払う固定資産税について考えてみると良いでしょう。