「土地の売却を検討しているが、仲介手数料や仕訳はどうなるのだろう…」
土地を売却したときは、場合によって仕訳の方法が変わるので、分かりにくいと感じる方も多いでしょう。
また、土地の売却にかかる仲介手数料も気になるところですよね。
そこで今回は、土地の売却にかかる仲介手数料や仕訳について解説します。
土地売却の仕訳とは?
土地売却の仕訳は、全ての場合を合わせると5つのパターンがあります。
また、5つのパターンの中でも、以下のように「土地だけを売却した場合」と「建物ありの土地を売却した場合」に分けられます。
土地だけを売却した場合
土地だけを売却した場合は、土地の簿価より安く売却したときと、高く売却にしたときによって、2パターンの仕訳があります。
これらの仕訳の違いは、固定資産売却損が借方に発生するのか、固定資産売却益が貸方に発生するのかです。
建物ありの土地を売却した場合
土地の売却を検討されている方は、建物と土地を売るケースが多いのではないでしょうか。
建物ありの土地を売却した場合は、建物と土地を簿価より安く売却したときと、高く売却したとき、そして建物だけ簿価より安く売却したときの3パターンの仕訳があります。
これらの仕訳では、仲介手数料に注意が必要です。
仲介手数料は、税抜の建物価格に消費税がかかるので、先に建物の税別価格を出しておくと良いでしょう。
仲介手数料無料は危険?
最近では、仲介手数料無料を売り出している業者も増えてきています。
やはり、土地を売却するときは、できるだけ出費を抑えたいことから、仲介手数料無料が魅力的に聞こえてきますよね。
しかし、仲介手数料無料という言葉には、注意が必要です。
仲介手数料無料と言っても「買い手の手数料を無料にする」だけで、売り手の手数料は減額されないということもあります。
不動産会社は売却時に売り手の仲介手数料を得られなければ赤字になってしまうので、仲介手数料無料を行うこと自体が難しいのです。
このように、仲介手数料無料の内容を確認する必要があるということを覚えておくと良いでしょう。
売却を依頼する業者選びでは、仲介手数料にも注目してみてください。
まとめ
初めて土地の売却をするという方は、分からないことも多く、不安もあると思います。
土地の売却で後悔や失敗しないためには、今回ご紹介したような情報を知っておくと良いでしょう。
もし、土地の売却で何か分からないことがありましたら、当サイトの「不動産売却Q&A」を参考にしてみてください。