土地の売却を考えている方で初めて土地を売却するという方は多いのではないでしょうか。
土地の売買では大きなお金が動くので、不安なことも多いでしょう。
売買の際、買主に分割払いを求められることもあり得ます。
このような要求を認めて良いのでしょうか。
ここでは土地の分割払いを求められたらどうすべきか紹介します。
土地を売却する際に分割払いを求められたら?
高額な商品やサービスを購入する際に、利用することが多いのが分割払いです。
では土地の売買でも分割払いはできるのでしょうか。
土地の購入になれてない方であれば、このようなルールを知らない可能性があるため、売り手も知識を身に着けておく必要があります。
このように分割払いを許すかどうかは、当事者が決めます。
つまり、実は土地の売買でも、分割払いは利用できます。
しかし、親族間での売買でない限り、分割払いを了承する人は少ないでしょう。
なぜなら分割払いを利用するということは、何かの事情で資金が用意できていないことになります。
今後も問題なく支払いがなされるかどうかの保証はありません。
買い手に分割払いを要求された場合は、了承するのかどうか判断しましょう。
分割払いを断っても何の問題もありません。
遠慮しないように自分が納得できる方法で売買しましょう。
分割払いを利用する際の注意点とは
では実際に分割払いを了承した場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
ここでは分割払いで土地の売買をする際の注意点をご紹介します。
1つ目は抵当権を抹消する必要があることです。
売りたい土地をローンを利用して購入した場合は、抵当権が抹消されている必要があります。
特にローンを完済していない場合は抵当権が残されたままなので、抹消しましょう。
2つ目は利息を付けることです。
分割払いにする際に、利息を付けるかどうかを判断します。
何も考えずに無利息にすると、税務署から利息分を贈与したと判断される可能性があります。
このように判断されないように、利息は付けることをおすすめします。
3つ目は担保を求めることです。
分割払いでは、支払いが止まってしまうリスクがはらんでいます。
そのため、親族の間柄であったとしても担保を求めましょう。
まとめ
今回は土地の売却で分割払いを求められた際にどうするかとその際の注意点をご紹介しました。
土地の分割払いは信頼関係のもとで行われますが、もしもの時のために担保は付けておきましょう。
土地売却の参考にしていただければ幸いです。