「中古住宅を売りたいけど、いつ売るのがベストなんだろう」
「最も良い中古住宅を売却するタイミングが知りたいな」
中古住宅を売却したい方で、このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は中古住宅の売却に最適な時期をご紹介します。
この記事が参考になれば幸いです。
□中古住宅を売る時期について!
住宅は、売る時期の違いだけで価格が85パーセントから110パーセントも変わってきます。
家の価格は、築年数や面積、内部の状態といった要素から総合的に判断されます。
このようにして決定した査定額は、売り出し時期に応じて修正しますが、これを流動性比率と言います。
この流動性比率は基準を100パーセントと定め、上限が110パーセントで下限が85パーセントになります。
競合物件が少なく、売りやすい時期に売れば相場の1割り増しで売れますし、競合物件が強い時期に売ってしまうと相場よりも1.5割安くなってしまう可能性もあります。
例えば、家の売却価格が1000万円とすると、売る時期が異なるだけで100万円得することも150万円損することもあり得ます。
そのため、中古物件を売る時期は、非常に重要です。
□中古住宅を売却するのにベストな築年数とは?
それでは、住宅を売るのにベストな築年数について見ていきましょう。
まず、差し迫った理由がない限り、住宅を売却するタイミングは慎重にはかることをおすすめします。
特に、買ったばかりであるにも関わらず新築住宅を売ってしまうのはあまり望ましくありません。
新築住宅は、市場の相場よりやや高めに設定されているからです。
例えば、新築物件を購入してから1ヵ月後に売却しようとしても、販売価格は2、3割ほど下がってしまうことがほとんどです。
また、一戸建てであれば新築後3年間、マンションであれば新築後5年間は固定資産税が安くなります。
少なくともこの期間は家を売らない方が住宅に関わるコストパフォーマンスは良くなる場合が多いです。
反対に、築年数が20年以上経ってしまうと、住宅の買い手が見つかりにくくなります。
マンションなどは築25年以内、木造一戸建てなどの物件は築20年以内のものが、住宅ローン控除を受けられます。
住宅ローン控除を受けると、最終的に数十万から数百万円の税金が軽減されることもあります。
この築年数を超えてしまうと、基本的には住宅ローン控除を受けられなくなるので、人気が下がります。
住宅の売却を検討している場合には、築20年を超える前に売却するためのスケジュールを立てるようにすると良いですね。
また、家が古くなれば設備の修繕や外壁の塗装、大規模リフォームの必要が出てきます。
さらに、家の所有権を放棄しない限り、毎年高額の固定資産税もかかってしまいます。
家を早めに売ることは、こうした将来の出費を0にするというメリットもあります。
□1年の中で最も売りやすい季節とは?
次に、季節の観点で売りやすい時期を見ていきましょう。
最も需要が高いのは、1月から3月です。
新生活が始まる1月~3月を目処にマイホームの購入を検討する方が多いためです。
この時期に住宅を売却するようにすれば、相場よりも多少有利な価格で売れる可能性が高まります。
また、10月前後も売りやすい時期です。
理由は、第2の引っ越しシーズンとも言われる、転勤が多い時期であるからです。
転勤による引っ越しの需要と重なるので、ある程度有利に売却できる可能性があります。
これらの時期は多少有利に働きますが、売却の場合は賃貸ほど極端な閑散期はありませんので、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
□個人的な事情で見る売却時期について!
次に、個人的な事情から売却時期を見ていきましょう。
住宅を売る際は、利益を得るためではなくどうしても売らなければならない時もありますよね。
そこで、個人的な事情でみるとどんな理由があるのかをご紹介します。
1つ目の理由は、子育てや教育のためです。
住宅を広くするためや部屋の数を増やすために住み替えをする理由で最も多いのは、出産やお子様の進学の関係です。
ご家族が増えた際に、それまでに住んでいた家が狭く感じ、広く部屋数の多い家に住み替えることを検討する方が多いです。
お子様がいらっしゃると、転校する必要がないようにとお子様のことを中心に考えて住宅を売るタイミングを決めている方もいらっしゃいます。
お子様の誕生や成長に伴って、家が手狭になったタイミングでより広い家に住み替える方が多いようですね。
また、お子様の通学のために通う学校の近辺に引っ越されるご家族の方もいらっしゃいます。
2つ目の理由は、より良い環境を求めるためです。
使いやすさの向上のために家や周辺環境への不満をもったタイミングで家を売る方もいらっしゃいます。
築20年を過ぎると、住まいにはサビや亀裂、雨漏りや水漏れなど傷んでくる箇所がたくさん出てきます。
間取りや収納、設備など、不満をもつ部分はさまざまですが、それらをリフォームやリノベーションで解消できない場合もあるでしょう。
そこで、それらに不満をもったタイミングで家を売却されるということです。
スーパーや病院が近くにないために不便を感じる、転勤や転職に伴って今の家では通勤時間がかかってしまうといった場合は家を売ることを検討するタイミングになるでしょう。
3つ目の理由は、老後に備えるためです。
お子様の独立や、定年のタイミングで家を売るシニア世代の方もいらっしゃいます。
お子様が独立して家を出ていくと、夫婦での二人暮らしになるため、住んでいる家の部屋を活用しきれずに家が広すぎると感じる方が多いようです。
また、加齢によって階段の上り下りが辛くなってしまう、遠くまで買い物に行くことや通院に不便さを感じるということもあるでしょう。
その際も家を住み替えることを検討するタイミングではないでしょうか。
□売り時を逃さずに家を早く売るコツとは?
住宅を売るベストなタイミングを逃さずに、早く売るコツをご紹介します。
まずは、売りたい時期の6ヵ月前から準備をすることです。
家は売り始めてすぐに売れるものではありません。
売ると決めてから買主を見つけて売却が完了するまでには、平均で6ヵ月ほどかかります。
そのため、売却したいタイミングから6ヵ月前を目安に準備を始めると良いでしょう。
例えば、3月に売却したい場合は、半年前の9月頃から不動産会社に査定依頼の連絡をしましょう。
すぐにでも家を売りたいという方は、買取という方法がおすすめです。
買取とは、不動産会社が直接物件を買い取る売却方法です。
通常の売却方法である仲介には、個人の買い手を探すまで時間がかかり、売却期間が読めないという大きな欠点があります。
一方で、買取になると売却価格は相場価格の7から8割になってしまいますが、不動産会社が買い取るため、買主を探す手間もなく約2週間から1ヵ月ほどで売却が完了します。
スピード重視で売却を完了させたい方は最終手段として考えてみても良いかも知れませんね。
また、当サイトでは、お客様が所有する不動産の価格がすぐに査定できるので、ぜひ参考にしてみてください。
□まとめ
中古住宅の売却に最適な時期をご紹介しました。
できるだけ築年数が20年を超える前に売却できると良いですね。
1月から3月、または10月を目安に売却すると有利な条件で売却できるのではないでしょうか。
タイミングはしっかりと検討しましょう。
中古住宅を売却するかご検討中の方は、ぜひ当サイトをご活用ください。