2024年9月に発表された基準地価に関して、島根県松江市の最新の動向を検証していきます。基準地価は2024年7月時点での評価を基にしており、土地取引や不動産価格に大きな影響を与えるため、土地所有者や投資家にとって非常に重要な指標です。この記事では、価格や上昇率のトップ5、そして下落率トップ5のエリアに焦点を当て、その特徴と背景を詳しく見ていきます。
基準地価価格のトップ5
まず、2024年の松江市における基準地価価格のトップ5のエリアを見てみましょう。
以下がその順位です。順位の変化はなく、安定した評価を維持しています。
第1位 
朝日町字伊勢宮４７０番１ 117,000円／㎡（38万円／坪） +1.73%
第2位 学園２丁目６０２番 109,000円／㎡（36万円／坪） +0.92%
第2位 黒田町字四拾間堀４３３番１ 10,800円／㎡（36万円／坪） +0.92%
第4位 朝日町字伊勢宮４８７番１７外 108,000円／㎡（35万円／坪） +0.93%
第5位 殿町３８番１ 104,000円／㎡（34万円／坪） +0.97%
これらの地域は松江市内の中心部に位置しており、商業エリアや交通アクセスの利便性が高いことから、価格の維持・上昇が見られています。特に、朝日町や学園2丁目といったエリアは商業施設や行政機関の集積地であり、今後も安定した需要が見込まれます。
上昇率のトップ5
次に、基準地価の上昇率トップ5の地域を紹介します。こちらでは、内中原町や玉湯町といったエリアで顕著な価格上昇が見られました。
第1位 
内中原町３７番 84,600円／㎡（27万円／坪） +3.54%
第2位 
玉湯町湯町５４３番２３ 42,200円／㎡（13万円／坪） +2.42%
第3位 内中原町２３３番３０ 85,000円／㎡（28万円／坪） +2.16%
第4位 西津田６丁目９６８番３４ 71,000円／㎡（23万円／坪） +2.15%
第5位 南田町１２４番２１４ 74,100円／㎡（24万円／坪） +1.92%
これらの地域の中でも、1位の内中原町37番は特に目を引く上昇率を示しており、利便性の高い住宅地として注目されています。玉湯町は観光地としても有名で、温泉地としての価値が土地価格の上昇に寄与している可能性が高いです。
下落率のトップ5
一方で、下落率トップ5の地域についても見ていきましょう。今回は全体として大きな下落が見られた地域は少なかったものの、特定のエリアで価格の低下が確認されました。
第1位 美保関町美保関６５１番外 21,800円／㎡（7万円／坪） -4.38% 5-11
第2位 美保関町七類１７３２番３ 12,600円／㎡（4万円／坪） -3.81% 0-25
第3位 宍道町白石２１５番２ 15,900円／㎡（5万円／坪） -1.85% 0-33
第4位 八束町波入字北１８９０番２ 11,500円／㎡（3万円／坪） -1.70% 0-6
第5位 鹿島町佐陀宮内字馬飼６８番 18,200円／㎡（6万円／坪） -1.62% 0-21
これらのエリアは、松江市の郊外や農村地域に位置しており、人口減少や商業施設の不足などが価格の下落に影響していると考えられます。特に美保関町の下落率は高く、今後も土地価格が維持されるか注視する必要があるでしょう。
まとめ
2024年の松江市の基準地価動向を見てみると、全体的には安定しているものの、中心部では引き続き価格の上昇が見られます。一方、郊外地域では下落が見られる地域もありますが、大幅な下落は少なく、価格の安定性が確認されています。上昇率の高い地域は今後の投資先としても注目されるでしょう。
基準地価は不動産取引において重要な指標となるため、土地を売却したい、あるいは購入を検討している方にとっては最新の動向をしっかりと把握することが大切です。
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