2024年9月に発表された、同年7月時点での北海道帯広市の基準地価について検証していきます。今年も価格と上昇率のランキングに注目し、その背景や地域全体の動向を解説します。
価格の上位トップ5
価格が高い地点の上位5つは以下の通りです。
第1位 西1条南10丁目1番2外 110,000円/㎡(36万円/坪) +4.76%
第2位 西21条南3丁目2番6 50,000円/㎡(16万円/坪) +4.60%
第2位 西10条南11丁目3番3 50,000円/㎡(16万円/坪) +7.52%
第4位 西17条南3丁目25番2 45,000円/㎡(14万円/坪) +7.14%
第5位 東1条南7丁目9番1外 44,500円/㎡(14万円/坪) +7.22%
1位の「西1条南10丁目1番2外」は商業地として帯広市内での利便性が非常に高く、前年からの上昇率も+4.76%と安定した伸びを記録しています。商業施設が集中するエリアが引き続き上位を占めています。
上昇率のトップ5
次に、地価の上昇率が高い地点を見てみましょう。
第1位 東3条南21丁目12番2 33,900円/㎡(11万円/坪) +8.65%
第2位 西16条北1丁目25番8外 44,000円/㎡(14万円/坪) +7.84%
第3位 西16条北2丁目34番5 35,500円/㎡(11万円/坪) +7.57%
第4位 西10条南11丁目3番3 50,000円/㎡(16万円/坪) +7.52%
第5位 西14条北7丁目3番16 36,500円/㎡(24万円/坪) +7.35%
注目すべきは、1位の「東3条南21丁目12番2」で、前年から+8.65%と大幅な上昇を記録しました。このエリアは再開発や周辺インフラの整備が進み、地価上昇の背景に住宅需要の高まりがあると考えられます。
ちなみに今回下落した地点はありませんでした。
帯広市全体の地価動向
帯広市の平均地価は、住宅地で34,155円/㎡、商業地で56,750円/㎡と、それぞれ前年から+11.6%、+7.3%の上昇を示しています。商業地では観光需要の増加や新規店舗の出店が、住宅地では生活環境の整備や新築住宅の供給が、それぞれ地価の押し上げ要因となっています。
また、帯広市は観光資源が豊富で、観光客の増加に伴う地域経済の活性化が不動産市場に好影響を与えています。
他地域との比較
北海道全体の地価動向と比較すると、帯広市の地価上昇率は道内でも高い水準にあります。札幌市を除いた地方都市の中で住宅地の上昇率がトップクラスであり、帯広市の住環境の魅力がうかがえます。
まとめ
帯広市の2024年基準地価は、商業地・住宅地ともに安定した上昇を見せ、今後の不動産市場にも期待が持てる結果となっています。不動産を売却したい方や購入を検討されている方にとって、こうした地価動向を把握することは重要です。
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