2024年9月に発表された宮崎県都城市の基準地価データを基に、地価の動向や注目のエリアを詳しく解説します。このデータは2024年7月時点の情報に基づいており、地価の変動を見極めるうえで貴重な指標となります。
基準地価の価格トップ5
まず、都城市内で価格が高い上位5地点を紹介します。順位の変動は前回発表時(2023年)と比較したものです。
第1位 上川東4丁目5949番1外 72,500円/㎡(23万円/坪) ±0.00%
準住居地域。都城市の基準地価トップを維持。商業施設へのアクセスが良好で人気のエリアです。
第2位 平江町86番1外 66,700円/㎡(22万円/坪) +0.30%
近隣商業地域。緩やかな上昇を記録。生活利便性の高さが評価されています。
第3位 牟田町63番 63,800円/㎡(21万円/坪) ±0.00%
近隣商業地域。中心部に近い好立地ながら、安定した価格を維持。
第4位 栄町17号2番外 60,200円/㎡(19万円/坪) +0.33%
商業地域。前回の±0.00%から微増。都城市中心部に位置し、利便性の高いエリアとして安定した需要が見込まれています。
第5位 蔵原町2293番3外 50,400円/㎡(16万円/坪) ±0.00%
近隣商業地域。落ち着いた住宅地として、根強い人気があります。
全体的に順位に変動はなく、価格も大きな変動がない安定した状況が見られます。
基準地価の上昇率トップ5
次に、地価が上昇した地域を見ていきます。上昇率トップ5は以下の通りです。
第1位 都北町7460番1外 9,800円/㎡(3万円/坪) +5.37%
工業専用地域。地域の需要増加が影響している可能性があります。
第2位 乙房町1807番1外 8,700円/㎡(2万円/坪) +1.16%
緩やかな上昇を記録。新規のインフラ整備が進行中。
第3位 郡元町4578番45 26,300円/㎡(8万円/坪) +1.15%
第一種住居地域。商業施設へのアクセスの良さが評価されています。
第4位 姫城町4062番9外 28,800円/㎡(9万円/坪) +0.34%
第一種住居地域。住宅地として安定した人気を持つエリア。
第5位 栄町17号2番外 60,200円/㎡(19万円/坪) +0.33%
商業地域。上位価格エリアの中での上昇が印象的です。
都北町の大幅な上昇が目立つ一方、その他の地域では小幅ながら安定した上昇傾向が見られます。
基準地価の下落率トップ5
一方で、価格が下落したエリアもあります。下落率トップ5を見てみましょう。
第1位 山之口町花木字向原2064番3 10,800円/㎡(3万円/坪) -1.81%
近隣商業地域。都城市郊外のエリア。需要減少が影響している可能性があります。
第2位 高城町高城2875番8 15,000円/㎡(4万円/坪) -1.31%
近隣商業地域。郊外地域の中でもやや下落傾向が見られる地域。
第3位 高崎町大牟田字新田1200番5 8,300円/㎡(2万円/坪) -1.19%
第一種住居地域。
第3位 庄内町12509番3 8,300円/㎡(2万円/坪) -1.19%
両地点ともに農村地域での需要の低下が影響している可能性があります。
第5位 山之口町花木字向原2107番7 9,100円/㎡(3万円/坪) -1.08%
第一種住居地域。都城市中心部から離れたエリアでの下落傾向が確認されています。
郊外エリアを中心に地価の下落が見られますが、急激な変動ではなく比較的緩やかな減少です。
まとめ
宮崎県都城市の2024年基準地価では、中心部や商業地周辺の安定した価格と郊外地域の緩やかな下落という二極化が見られました。一部の地域では再開発やインフラ整備の影響で上昇が続いており、今後の発展が期待されます。
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