2024年9月に発表された、同年7月時点での福島県郡山市の基準地価が話題になっています。この記事では、最新の地価情報を元に、郡山市内で最も地価が高いエリアや上昇・下落の動向について検証していきます。
郡山市の地価トップ5エリア
まず、価格の上位トップ5のエリアは以下の通りです。矢印は前回順位との比較を示しています。
第1位 中町253番 280,000円/㎡(92万円/坪) +8.52%
第2位 大町1丁目283番1外 152,000円/㎡(50万円/坪) +7.80%
第3位 虎丸町103番4 142,000円/㎡(46万円/坪) +5.97%
第4位 神明町111番11 135,000円/㎡(44万円/坪) +1.50%
第5位 桑野2丁目113番4 117,000円/㎡(38万円/坪) +9.34%
全体的に、昨年と順位の変動はありませんが、注目すべきはそれぞれのエリアで顕著な地価上昇が見られる点です。特に、中町と桑野の上昇率が高く、郡山市の中心部では地価が上がり続けていることがわかります。
郡山市内の地価上昇率トップ5
次に、郡山市内で地価が最も上昇したエリアのトップ5です。
第1位 麓山2丁目62番外 96,000円/㎡(31万円/坪) +9.71%
第2位 桑野2丁目113番4 117,000円/㎡(38万円/坪) +9.34%
第3位 咲田1丁目89番1外 86,100円/㎡(28万円/坪) +8.98%
第4位 中町253番 280,000円/㎡(92万円/坪) +8.52%
第5位 朝日3丁目22番 116,000円/㎡(38万円/坪) +8.41%
4位の中町や5位の朝日エリアが新たにランクインしているのが目を引きます。郡山市内では、中心部の再開発やインフラ整備が進み、地価上昇のトレンドが続いているようです。特に、中町と桑野は商業エリアに近く、今後もさらなる上昇が期待できそうです。
郡山市の地価下落率トップ5
反対に、地価が下落したエリアのトップ5は以下の通りです。
第1位 字十貫河原56番22 19,800円/㎡(6万円/坪) -5.55%
第2位 田村町金屋字二本木37番1 26,100円/㎡(8万円/坪) -2.24%
第3位 笹川1丁目102番 26,700円/㎡(8万円/坪) -2.19%
第4位 湖南町中野字諏訪前2408番3 7,900円/㎡(2万円/坪) -1.86%
第5位 富久山町久保田字梅田91番1 46,900円/㎡(15万円/坪) -1.47%
これらのエリアでは、特に字十貫河原や田村町の地価が顕著に下落していることがわかります。郊外や農村地域では、人口減少や需要の低下が地価に反映されており、今後も下落が続く可能性が考えられます。
総括と今後の展望
郡山市の基準地価は、全体的には上昇傾向にあり、特に中心部の商業エリアや住宅地でその傾向が顕著です。これは、都市開発や人口増加、インフラ整備が要因となっていると考えられます。一方で、郊外や農村部では需要が減少しており、地価の下落が続いています。
地価の変動は不動産の売却タイミングや購入判断に大きく影響を与えます。今後、地価の動向を注視しながら、自分に最適なタイミングで不動産の取引を進めることが重要です。
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