2024年9月に発表された須賀川市の基準地価が注目されています。これは同年7月時点の地価データで、エリアごとに取引動向や利便性などが反映され、今後の須賀川市の不動産市場の動向が見えてきます。
須賀川市で基準地価トップ5:最も価格が高いエリア
まず、須賀川市の基準地価で最も高い価格のトップ5地点を確認してみましょう。
第1位 山寺町178番 52,700円/㎡(17万円/坪) +2.52%
第2位 塚田88番 45,300円/㎡(14万円/坪) ±0.00%
第3位 弘法坦120番 44,000円/㎡(14万円/坪) +1.85%
第4位 八幡町120番1 42,900円/㎡(14万円/坪) +3.12%
第5位 上北町93番 42,500円/㎡(14万円/坪) -0.46%
トップの山寺町は引き続き堅調な上昇率を示していますが、上北町は前年から引き続き微減しており、4位から5位へ後退しています。これにより、中心部の住宅エリアが引き続き人気であることが伺えます
上昇率トップ5:特に地価が上昇した地域
須賀川市で特に価格の上昇が目立つエリアも確認します。
第1位 岩瀬森106番6外 38,500円/㎡(12万円/坪) +5.47%
第2位 芦田塚147番 35,200円/㎡(11万円/坪) +5.38%
第3位 八幡町120番1 42,900円/㎡(14万円/坪) +3.12%
第4位 南町37番2 38,000円/㎡(12万円/坪) +2.98%
第5位 山寺町178番 52,700円/㎡(17万円/坪) +2.52%
「岩瀬森」は須賀川駅から徒歩圏内で利便性が高く、駅前整備の進展により注目されています。また、「南町」も新たにランクインしており、郊外からアクセスが容易な点で人気が出ているようです。
下落率トップ5:地価が下落した地域
反対に、須賀川市で地価が下落しているエリアも見てみましょう。
第1位 小作田字荒町36番1外 14,200円/㎡(4万円/坪) -3.40%
第2位 和田字六軒110番 13,700円/㎡(4万円/坪) -2.14%
第3位 今泉字町内182番 7,600円/㎡(2万円/坪) -1.93%
第4位 長沼字金町73番1 14,000円/㎡(4万円/坪) -1.40%
第5位 泉田字竹の内140番1 7,800円/㎡(2万円/坪) -1.26%
全体的に下落幅が大きく、昨年に比べて減少傾向が進んでいることがわかります。特に小作田エリアでは-3.40%と大きな下落が見られますが、これは中心地から離れた地域で需要が減少していることが要因と考えられます。
須賀川市の不動産市場の現状と今後の展望
2024年の須賀川市の基準地価は、全体的に上昇が続いている地域が多い一方で、中心地から離れるとやや下落傾向が見られます。駅前や市街地にアクセスしやすいエリアでの土地の価値は高まる一方で、中心地から遠い地域は下落の兆しが見え、今後も都市の整備計画や交通の利便性に依存する動向が見込まれます。
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