2024年9月に発表された基準地価のデータをもとに、徳島市の最新の土地価格の動向を確認してみましょう。徳島市は四国の主要都市の一つとして、商業や住宅地における地価が注目されています。今回は、その中でも特に価格上位のエリアや、上昇・下落率の目立つ地域をランキング形式で見ていきます。
価格上位トップ5
第1位 一番町3丁目24番 370,000円/㎡(122万円/坪) +1.09%
第2位 沖浜2丁目5番 194,000円/㎡(64万円/坪) ±0.00%
第3位 南田宮3丁目676番6 155,000円/㎡(51万円/坪) ±0.00%
第4位 秋田町1丁目35番外 151,000円/㎡(49万円/坪) +0.66%
第5位 新蔵町2丁目40番 139,000円/㎡(45万円/坪) ±0.00%
徳島市の基準地価の上位ランキングを見ると、一番町3丁目が最も高額で、価格は370,000円/㎡(122万円/坪)です。これは前年度比で+1.09%の上昇となっており、依然として市内でもっとも高額なエリアです。このエリアは徳島駅にも近く、商業的な利便性が高いことが主な理由です。
次いで、沖浜2丁目は194,000円/㎡(64万円/坪)で、価格に変動はありませんでした。南田宮3丁目も155,000円/㎡(51万円/坪)で、こちらも横ばいです。これらのエリアは、徳島市内で商業施設や住宅開発が進む場所であり、安定した価格が維持されています。
上昇率トップ5
第1位 東沖洲2丁目21番 41,300円/㎡(13万円/坪) +5.08%
第2位 中前川町5丁目1番289 116,000円/㎡(38万円/坪) +1.75%
第3位 川内町中島522番2外 15,800円/㎡(5万円/坪) +1.28%
第4位 一番町3丁目24番 370,000円/㎡(122万円/坪) +1.09%
第5位 中昭和町2丁目25番1 114,000円/㎡(37万円/坪) +0.88%
上昇率で注目すべきは、東沖洲2丁目で、価格が41,300円/㎡(13万円/坪)に達し、前年比+5.08%という大幅な上昇を見せました。このエリアは工業や倉庫地域としての需要が高まっており、特に物流施設の建設が進んでいることが価格上昇の一因となっています。
また、中前川町5丁目も116,000円/㎡(38万円/坪)で+1.75%の上昇を記録し、宅地エリアの需要の高さを反映しています。さらに、圏外からランクインした川内町中島も+1.28%と上昇率が目立ちます。
下落率トップ5
第1位 名東町2丁目186番 17,000円/㎡(5万円/坪) -2.85%
第2位 名東町3丁目563番4外 43,300円/㎡(14万円/坪) -1.81%
第3位 川内町松岡13番26 42,100円/㎡(13万円/坪) -1.40%
第4位 東新町1丁目11番 106,000円/㎡(35万円/坪) -0.93%
第5位 大原町長尾38番48 38,900円/㎡(12万円/坪) -0.76%
一方で、下落が顕著だったのは、名東町2丁目で、価格が17,000円/㎡(5万円/坪)と前年から-2.85%の減少となりました。この地域は住宅地としてはやや郊外に位置し、交通の便や需要の変動が影響している可能性があります。
また、名東町3丁目も-1.81%の下落を記録しており、周辺の住宅地全体で地価がやや軟調な傾向にあることがわかります。
総評と今後の展望
今回のランキングでは、商業地や物流拠点として注目されているエリアが上昇傾向にあり、一部の住宅地では下落が見られました。徳島市内でもエリアごとに地価の動きは異なり、商業エリアは安定しているものの、郊外の住宅地では価格の下落が続く可能性があります。
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