分譲マンションの売却をお考えの方で、リフォームはした方がいいのかと悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
リフォームをするとなると、その分お金も発生するので大変です。
今回はマンション売却の前に、リフォームをする方が良いのかどうかについて解説します。
是非参考にしていただけると幸いです。
リフォーム費用の相場とは
リフォームをするかどうか悩む最も大きな要因として、リフォームをすると費用がかかることが挙げられるでしょう。
ここではマンションの場所別にリフォームの相場を紹介します。
マンションで優先的にリフォームした方が良い場所は水回りでしょう。
水回りは長年使っていると、汚れが目立ちやすい場所です。
キッチンをリフォームすると50万円から100万円程度かかります。
また、お風呂も同様に50万円から100万円かかります。
キッチンとお風呂は大きいこともあり、かなりお金がかかることが分かるでしょう。
トイレや洗面台は20万円から50万円程度かかります。
これらはキッチンやお風呂よりは安くリフォームできるでしょう。
水回りの次に、リフォームをおすすめする箇所は壁紙です。
壁紙も知らない間に汚れがついている可能性があります。
壁紙のリフォームには、6畳の部屋で5万円から8万円程度必要です。
リフォームする壁紙の面積で、価格はかなり変動するでしょう。
マンションの売却前にはリフォームをする?
売却するためのマンションに、リフォームのお金をかけるのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、マンションを売却する際にはリフォームは不要です。
ここではその理由をご紹介します。
1つ目の理由は、高く売れない可能性があることです。
国土交通省の調査によると、リフォームした住宅の売却に成功した人は全体の17%程度であることが分かっています。
リフォームをすると、リフォームで綺麗にした分だけ売却価格が高くなる傾向にあるでしょう。
あまりに高額にすると買い手が現れません。
しかし、価格を安く設定するとリフォーム工事分損することになるでしょう。
2つ目の理由は、買い手はリフォームされた物件より「自分でリフォームできる物件」の方が良いと思っていることです。
同じリフォームの内容でも「黒のかっこいいキッチン」や「白のナチュラルなキッチン」がいいなど好みがあるため、せっかくリフォームするなら、自分好みにリフォームしたいという希望する人は多いです。
安く買って自分でリフォームできるマンションの方が人気があると言えます。
まとめ
今回はマンション売却でリフォームはした方が良いのかについて解説しました。
水漏れなど生活に支障があるような欠陥など目立つもの場合以外は、リフォームは無理にしなくても良いでしょう。
マンション売却をお考えの方の参考になれば幸いです。