土地の売却をご検討中の皆さん、売却時に必要な仕訳についてご存知ですか。
土地を売却する際には様々な費用が発生する上に、納税の義務も発生します。
そのため、土地の売主は、売却時の仕訳の仕組みついて理解しておく必要があります。
今回は土地の売主の皆さんに、土地売却時の仕訳についてご紹介します。
土地売却時の仕訳とその必要性について
仕訳とは、会社や個人が商売を行うにあたって日々発生する取引を帳簿に記載することです。
身近なものだと家計簿をイメージするとよいでしょう。
家計簿を使う時も収入と支出の種類と額を記載しますよね。
これと同じように土地を売却する際にも適切な会計処理、すなわち仕訳をする必要があることはご存知ですか。
具体的には売った土地の値段、支払った方法、支払手数料と売却時に発生した利益と損失の額なども記載します。
この仕訳の記録が義務化されている理由は、決算書を作成する際に必要となるからです。
確定申告をする際には、申告書と決算書の両方を税務署に提出するので、そのために取引の記録とともに仕訳が行われます。
土地のみと建物付きの土地の売却について
土地のみを売却する場合と、建物とその下の土地を同時に売却する場合では仕訳の方法が異なります。
それではそれぞれの違いを見ていきましょう。
土地のみの場合
土地の売却時に行う仕訳方法は大きく分けて2つあります。
その違いは、土地を簿価、その土地の購入時の価格よりも高く売ったか安く売ったかで決まります。
何かを売るときは、売値が買った時の価格よりも高ければ得をして、安ければ損をしますよね。
売値が買値よりも安ければ固定資産売却損が発生し、高ければ固定資産売却益が発生します。
建物付きの土地の場合
建物と土地を同時に売る時の仕訳方法は大きく分けて3つあります。
土地と建物の両方が簿価より高いか低いかの2パターン、そして土地が簿価よりも高く、建物が簿価よりも安い事例の合計3パターンです。
土地のみの売却時との違いは、建物の売却時に消費税がかかることです。
まとめ
今回は、土地の売却時に行われる仕訳方法についてご紹介しました。
土地に建物があるかないかで、計算方法が変わってくるので少し理解に時間がかかるかもしれません。
しかし、大まかな内容を理解していれば、土地の売却をよりスムーズに行えるでしょう。
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