「土地を売却したいけれど、何に注意して進めていけば良いのかわからない」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
多くの方にとって、土地を売却することは初めての経験にあたると思います。
そこで今回は、土地売却をする前と後で、気をつけることを紹介します。
土地売却前に気をつけることについて
ローンを完済する
土地を所有している方の中には、ローン付きで購入した方が多いでしょう。
そのローンを払い終えない場合、その土地は売却できません。
このローンの支払いには、現在貯金している金額だけでなく、土地を売却した際に得られる利益も当てられます。
そのため、貯金額と売却価格の合計がローンの残高を上回っていた場合、その土地は売却できます。
土地の境界線を測量する
土地の売却において、その境界線をしっかり測量することは大切です。
その境界線を曖昧にして売却すると、後に塀や樹木の越境の問題に発展することがあるでしょう。
特に、都市部に土地を所有している方は、狭い土地が細かく区切られているため、問題が起きやすいと言われています。
境界線を測量する際には、測量士という専門家がいるため、専門家に頼むことをおすすめします。
相続した土地の相続登記をする
相続した土地の売却を検討されている方は、相続登記が完了しているのか確認する必要があります。
所有者の名義を変更する相続登記が行われていない場合、土地の売却はできません。
相続のみ行う場合、相続登記を行う必要がなく、行わない方がいらっしゃるため、忘れやすいポイントです。
相続登記を行う際は、ご自身でも行えますが、多くの書類や時間が必要なため、司法書士に依頼するケースが多いです。
土地売却後に気をつけることとは
土地売却後に売却益が出た場合、確定申告を忘れないようにしましょう。
売却益とは、売却金額から取得費や諸経費などの費用を差し引いた金額です。
この利益は、給与所得とは別の扱いになるため、たとえ会社員であっても、別途申告・納税する必要があります。
確定申告を忘れていたり、遅延したりする場合、延滞税という罰則があるため、注意しましょう。
まとめ
今回は、土地を売却する際に気をつけることを、売却前と後に分けて紹介しました。
土地を売却しようと考えていても、条件を満たしていなければ売れないため、注意が必要です。
注意するポイントが何かを頭に入れて、トラブルを起こすことなく、土地の売却を進めましょう。