有料老人ホームとは、高齢者が入居し、食事・入浴・排泄の介護、料理などの家事、健康管理などのサービスの提供が受けられる施設のことである。
設置には都道府県知事に届出が必要であり、都道府県による指導・監督を受ける。
有料老人ホームはサービスの内容により以下の3つに分類される。
① 介護付き有料老人ホーム
「特定施設入居者生活介護」の指定を受けており、介護サービスを担当するスタッフによる食事・入浴・排泄などの介護を必要な時に受けることができる。
介護サービスを有料老人ホーム自体が提供する「一般型」と、委託先の別事業者が提供する「外部サービス型」がある。
② 住宅型有料老人ホーム
有料老人ホームのスタッフにより食事などの生活支援のサービスを受けることができる住宅である。自立から軽度の要介護の高齢者が対象となる。介護が必要な場合は、外部の訪問介護サービスを別途契約する必要がある。
③ 健康型有料老人ホーム
自立した高齢者を対象とした住宅である。食事や掃除などの家事代行などの生活支援を行ってもらえる。介護が必要な場合は入居できない。