今回は 2022 年 3 月に発表された同年 1 月時点での那覇市の公示地価について検証していきたいと思います。
標準地 49 箇所の中で最も単価が高かったのは、「久茂地3−1−1」で、平米単価 1,930,000 円(坪単価 638 万円)でした。
沖縄県庁より道を挟んだ場所で、ゆいレールの県庁前駅からもすぐの商業地域になります。
2010年代後半より急速に上昇し、ここ数年はコロナの影響でやや下降しています。
周辺の平米単価と変動率を見ていきましょう。
最高値の「久茂地3−1−1」地点だけ周辺と比較して飛び抜けて高値なのが良く分かります。
変動幅は -1% ~ +4% と幅があります。
最も高い上昇率だった場所は「港町3−7−54」で、平米単価 177,000 円(坪単価 58 万円)でした。 昨年比 14.1% 増となっています。
市北部の港に近い準工業地域となります。
2010年代後半から急速に値上がりしており、今回も10%以上の上昇となっています。
周辺の平米単価と変動率を見ていきましょう。
港湾部が際立って上昇しているのが分かります。
従来まで近隣の内陸部と比較して地価が低かったため、それが横並びになりつつあるともいえるかもしれません。
次に最も下落率が高かった地点ですが「安里1−1−59」で、平米単価 745,000 円 (坪単価 246 万円) でした。変動率は -1.9% となっています。
ゆいレールの牧志駅近くの商業地域になります。
他の個所と同様に2010年代以降上昇しており、2020年以降コロナの影響で値を下げています。
周辺の平米単価と変動率を見ていきましょう。
変動率は、-2% ~ 2% の間で推移しています。
多少ばらつきはありますが、商業地は微減、住宅地は微増といった傾向にあるようです。
いかがでしたでしょうか。
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